日本野球機構(NPB)元審判技術委員である「山崎夏生」さんの言葉より
野球の面白さは投げて、打って、守って、走ってという一連の動きの中にあります。
もちろんレベルが上がれば、いろんな戦術やサインプレー、間合いなどの複雑な要素も面白さのうちに含まれますが、まずはこの原点の楽しさを大切にしなければなりません。
そもそも野球が19世紀に誕生した頃、投手は打者が打ちやすいように真ん中に投げなければいけなかったのです。そこに投げない罰則が「打てるところに投げなさい!」という意味の「ボール」でした。逆に、「ストライク」とは球審が打者に対して「なぜ打たないのだ?打て!」という命令の言葉です。だから今でも大きく、力強くコールします。
打つからボールが飛び、野手はそれを捕って投げ、走者との競争が始まって得点が生まれてきます。まずは、バットを振らなければ何も始まりません。こんな積極的な動きの中にこそ野球の本質的な面白さがあります。
四球を選んで喜ぶよりも、3回空振りをして悔しがる選手の方が将来的には伸びます。ストライクで勝負できる投手はエースになれます。球審が1回も「ストライク」とコールしない試合、きっと面白いでしょうね。
なるほど、まさに野球の原点ですね。
学童の試合を見ているとたまに、打者がまったくバットを振らない。。。という場面を見ることがあります。
指導者の立場としては、四球で塁に出てほしい場面もあるでしょうが、打者に対して「四球をえらべ」ではなく、「空振りでもいいから、気持ちよく振っておいで」と声をかけたくなる山﨑さんのお言葉ですね~。
【ハニティーのつぶやき】 ストライクとは
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