昨年の夏の甲子園大会では、足がつって選手が交代する場面が何度かありました。
昨年は非常に暑い夏でしたので、体調管理も非常に大変でしたが、これからは毎年続いていくことが予想されます。
昔は、水を飲んではいけないと言われた時代でしたが、昔の常識は今の非常識。
夏場に水分を摂ってはいけないなど、絶対にありえません。
その中で注意したいのが、「真水」を摂ることです。
脱水状態になることを防ぐことは重要ですが、真水だけとると体の電解質濃度が低下するので、体は電解質濃度を調整するため汗をかきます。
汗をかくと水分が体から排出されるので脱水を助長することになります。
水分補給を真水だけ取ると、脱水症状を進行させる可能性がありますし、真水は少しでも摂取すると、足がつるトリガーになる可能性があります。
真水は口をすすぐ程度にすることをお勧めします。
②へつづく
<文責> 宮崎県野球協議会理事 常盤直孝(宮崎県理学療法士会理事)
【理学療法士】 水分補給①
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