2020年2月19日
投球数制限や申告故意四球、高校野球用具の使用制限などを示した「2020年版高校野球特別規則」の詳細が明らかになりました。
2.「申告故意四球」(投球せずに打者を1塁へ進めることが出来る)の対応
高校野球では2018年より高校野球特別規則27で申告故意四球は採用しないとしていたが、2020年シーズンインより同規則から削除し、運用は次の通りとする。
・守備側
申告は伝令からに限る。
また、連続して行う場合、最初の通告時に申し出ることもできる。
カウント途中からでも適用可とする。
申告後、その打者への投球数は加算されない。
・攻撃側
当該打者は一旦必ず打者席に入る。
・審判
球審はタイムをかけ打者に1塁を与える。
申告故意四球は、いわゆる申告敬遠。
「敬遠」という文字は公認野球規則にない言葉ですので、この表現が使われます。
守備側は監督が伝令を球審のもとに走らせ、申告故意四球(敬遠)を通告します。
例えば9人しかいないチームは、監督がベンチから誰か(捕手か主将など)を呼んで、特別にベンチに戻って、監督からの指示を受けて申告故意四球(敬遠)でお願いしますと告げる形になります。
ベンチに控え選手がいる場合は、監督は守備に就いている捕手に対しての申告故意四球(敬遠)の通告する旨の指示はできず、原則として必ずベンチの控え選手が伝令として通告しにいくことになります。
攻撃側のチームの打者は、打者席(バッターボックス)に入って、申告故意四球(敬遠)が球審から告げられます。つまり2人連続で申告故意四球(敬遠)の場合も、2人とも一度打者席に立つ必要があります。
甲子園大会では今春の選抜大会から、ボークや打撃妨害などと同様に、申告故意四球もスコアボードに表示する方向で調整が進められています。
つづく。。。
【高校】 高校野球特別規則2020年版PART2
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