甲子園大会での理学療法士によるサポート活動⑤
最近は、甲子園大会に出場する多くのチームはトレーナーが帯同しており、選手のサポートもより充実してきました。
試合中のデッドボールや捻挫、肉離れなどに対する適切な処置が甲子園球場内で施されることは、ケガの回復を早める点などからとても重要なことですが、宿舎に帰ってからの管理や対応も重要です。
トレーナーが帯同することがあまりなかった時代には、甲子園球場内のトレーナールームで、PTが予約制で出場チームの選手に、テーピングやストレッチ、徒手療法、物理療法などで対応していたこともありました。
トレーナーが帯同するチームとそうでないチームで、不公平があってはいけないという観点もあったようです。
今はほとんどのチームにトレーナーが帯同していることで、甲子園球場内で、予約制で対応をすることはほとんどなくなったようです。
<文責> 宮崎県野球協議会理事 常盤直孝(宮崎県理学療法士会理事)