日本野球機構(NPB)元審判技術委員である「山崎夏生」さんの言葉より
~~~~~~~~~~~~
インターハイ同様、コロナ禍により今夏の甲子園大会も中止となりました。この2月下旬以降、君たちは仲間と全員そろっての練習ができず、それでも諦めずに自宅内や近所の公園などで孤独なトレーニングを続けていたのでしょう。
なのに、ついには練習試合さえもできず、本気で目指した全国大会への挑戦すらできなかった。そんな不運と理不尽さを嘆くのも仕方のないことです。
でも人生の先輩としてきっぱりと言います。甲子園やインターハイが高校生活の、そして人生の全てだ、なんて思ったら大間違い。この3年間は長い人生のほんの一部分でしかありません。
好きなスポーツは一生できますし、逃げもしません。続ける場はたくさんあるのです。今は、淡々と、そして毅然(きぜん)と立ち向かう時。もう18歳ならばできるはずです。
さらなる高みを目指し練習を継続するもよし、一心不乱に受験勉強に励むもよし、また新たな道を探るもよし、自分の可能性を広げるチャンスの夏です。そしてこの先には大きな試練を乗り越えた、たくましい自分がいるはずです。応援してますよ。
~~~~~~~~~~~~
宮崎県野球協議会ホームページで山﨑夏生さんのお言葉を紹介させていただくのは2度目になります。
山﨑さんの了承を得て掲載させていただいています。
実は、山﨑さんは、宮崎の高校野球ともともて縁の深い方なのです。
下の写真は山﨑夏生さんの新著です。
若手育成や最新の審判論のみならず、フェアプレーとは何か、野球界への提言などといった広いテーマで書かれています。
ぜひ手にとってみてください。
こちらのホームページでも少しずつ紹介していきたいと思っています。