宮崎県野球協議会ホームページ
新企画ペンリレー
「もしも私が学童野球チームをつくるなら♪」
第1回
深江義和氏
・宮崎県野球協議会事務局長
「もしも私が学童野球チームをつくるならこんな学童チームを作りたい」
〇選手も保護者もとにかく野球を好きにさせたい
→ただし、勝負を捨てるわけではなく、これまで、練習してきたことを生かして勝ちにいきたい。
〇中学生になっても全員が野球を続けさせたい
→小学時代に燃え尽きるのではなく、「もっとやりたい」「次のステージではこんなことをできるようになりたい」とう目標を持たせる。
〇自チーム選手はもちろん、相手チーム、アンパイアへのリスペストを大切にした。いいプレーが出たら敵味方関係なく自然に拍手ができるようなチーム。
→相手がいるから野球ができる。アンパイアがいるから試合ができる。
→みんな「野球仲間」意識。
〇低学年選手はティーボールを中心とした練習をさせる
→打つ喜び、投げる喜び、キャッチする喜びを多く味わわせたい。
〇髪の毛の長さは自由
→できればケガ防止のためにも丸坊主は禁止し、短か過ぎず長過ぎず、自分の判断でスポーツしやすい適度な長さにしてほしい。
〇野球以外のスポーツも体験させる
→ウォーミングアップではサッカーボールを蹴ったり、シーズンオフにはいろんなスポーツを体験させる場を設定する。夏はチームみんなでサーフィンもしに行きたい。
〇習い事OK
→「今日はピアノのレッスンで休みます」そんなことも当たり前にしたい。ピアノ、習字、そろばん、どんなこともこれからの人生を彩るきっかけになることです。
〇中学生、高校生、大学生、社会人の試合を現地スタジアムに連れて行って、たくさん見せてやりたい。
→目標となる存在として。
〇選手全員に求めたいこと
→全員、右投げ、左投げもできるように練習する。どちらが本当に自分に合っているのかわからない。小学時代はそれを見極める機関としてもよい。
→全員、右打ち、左打ちもできるように練習する。どちらが本当に自分に合っているのかわからない。小学時代はそれを見極める機関としてもよい。
→全員、すべてのポジションをできるように練習する。全ポジションを体験することでお互いの想いを知り、勝利につなげることができる。
→全員、アンパイアも体験する。そのために日々練習の中でルールの勉強もしていく。ルールを知り、アンパイアができることで野球の奥深さを味わえる。
→全員、ホームランをねらうスイングを心掛ける。が、しかし、バントや盗塁も練習し、確実にできる。ベンチからのサインではなく、状況を見て、自分の判断でバントや盗塁ができる選手になってほしい。
「自分の小学時代を振り返り、こんなチームがあったらいいなあという思いでまとめてみました。かなりワクワクしながら考えていったら、びっくりするくらいたくさん出てきました。でも、あんまり求めすぎても失敗するんでしょうね。学童野球チームの指導はやっぱり難しいと思います。現在、学童の監督さん方を尊敬します。」
次は、宮崎県高校野球OB連盟の前理事長であり、今も、軟式野球をがんばっていらっしゃる「岩本英紀」さんにバトンタッチです。
よろしくお願いいたします。