宮崎県野球協議会

【理学療法士】 筋力トレーニングを考える

【筋力トレーニングを考える】

一般に筋力とは、パワーのことを指します。
重いものを抱えるとき、どれだけの筋力を発揮できるかということで、ベンチプレスなどでウェイトを持ち上げるなどは、このパワートレーニングの意味合いがあります。

筋力は
①パワーの要素
②時間の要素
③空間の要素
があります。

筋力が働くタイミングが非常に重要で、関節や身体にどのくらいの外力がどのくらいの速度で生じるかによって、身体が反応すべき筋力の量や時間、タイミングなどは変化します。
パワーのみが筋力を評価する指標ではなく、反応時間やタイミングなどを含めて、筋がどのように”機能”しているかが重要なのです。

筋を上手く機能させることによって安全で効率の良い動きに導いていくことが必要になります。
トレーニングをスポーツ動作に繋げて行かなければ、効率のいいトレーニングとはいえません。
その動作の意味、スポーツ動作にどのように繋がっているのかを理解して動くことが重要です。


<文責> 宮崎県野球協議会理事 常盤直孝(宮崎県理学療法士会理事)