宮崎県野球協議会

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【ハニティーのつぶやき】 ペンリレー⑨「もしも私が学童野球チームをつくるなら♪」

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新企画ペンリレー
「もしも私が学童野球チームをつくるなら♪」
  
第9回
山田将隆氏
「もしも私が学童野球チームをつくるならこんな学童チームを作りたい」
  
  
JABA審判員日高真幸さんからバトンを受け継ぎました、山田将隆と申します。
小学生時にソフトボールと学童野球を経験。中学生からはバレーボールに打ち込む。
子供が学童野球を始め、チームのコーチにも携わらせて頂き、現在は中学野球の保護者会長として奔走中です。
  
もしも私が学童野球チームをつくるなら、、、
  
学童野球の保護者として、また1年間コーチとしてチームに関わる中で、肩肘を壊す子供、いろいろな係や経済的負担を嘆く保護者を見てきました。これからも学童野球が存続し、発展していくためには、将来ある子供達を怪我等から守りながら、またチームを支える保護者が率先して関わりたいと思えるチーム作りが必要だと思います。
  
「もしも私が学童野球チームをつくるなら」取り組んでみたい事
  
○ひとりひとりの成長を評価する。(タイムや投げる距離等を記録し、分かりやすく評価する)
  
○普段のアップ中やボールを使わない練習日を設けて、他競技のスキルトレーニングや科学的なトレーニングを実施する。
(野球の技術向上とともに野球以外の中学校での部活に繋げる)
  
○ウォーミングアップとクールダウンの時間を大事にする。
  
○投球数によって、休養間隔を設定する。
  
○1試合の中で、投手と捕手の兼任無し。
  
○土曜日か日曜日のどちらかは休み。(休日練習の場合は基本3時間以内)
  
○グローブやバット、サイズアウトした練習着等をOBから提供してもらい、必要家庭に貸し出しや提供する。
  
○監督・コーチへのお茶出し等無し。
  
○今のチームに必要なものは何かを子供達に考えさせて、練習メニューを決める日を設ける。
  
○全力でやった結果ならばどんな結果でも責めない。結果が悪ければ、何がダメだったか、次からどうすれば改善に繋がるかをまずは考えさせた上で、具体的に説明してあげる。
  
○勝ったり、いいプレーをしても、手を抜いたり、相手を馬鹿にする様な態度は厳しく指導する。
  
私がやってみたいと思うものを簡単に挙げてみましたが、実際にチーム運営すれば、思うようにはいかないかもしれません。
野球をするからには勝ちたい、勝たせてあげたいと思うのは当然かもしれません。時には厳しい練習をする事もあるかもしれません。でも指導者や保護者には、子供達ひとりひとりが主人公であり、上手い、下手ではなく、子供が野球をどれだけ楽しみ、どれだけ成長したかを評価してあげることを忘れないで欲しいです。
また、学童期は身体の動かし方を覚えたり、その能力を伸ばす時期であり、中学に上がった際にもちろん野球を続けて欲しいですが、その他のスポーツに挑戦する子もいますので、中学へのステップアップとなるべきです。
その時に身体的にも精神的にも「学童野球をやっていたから今がある」と子供や保護者に思ってもらえれば、弟妹に野球を薦めたり、将来に子供が出来た時に野球をやらせたいと思ってもらえるのではないかと思います。
学童野球にも今までの良い伝統があるのだと思いますが、現代のあるべき姿に変えていく必要があり、そのためには指導者と保護者がそれを理解し、実践していかなければ学童野球の発展はないと思います。
子供達にとって身体的にも精神的にも、将来に幅広く繋がる学童野球であって欲しいですし、その為に野球の面白さを残しつつ、より良く発展していって欲しいと思っています。
  
  
次は上村さんにバトンをつなぎたいと思います。
上村さんよろしくお願いいたします。

  
  

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